ネオパラディグラSの先発品【 バイアグラ( Viagra )・シアリス( Cialis )】について
- 商品名
- バイアグラ(Viagra )
- 主成分
- クエン酸シルデナフィル(Sildenafil citrate)
- 剤形
- 青色の錠剤、長径11.3mm、短径8.2mm、厚さ4.4mm
- 開発製薬会社
- 米国ファイザー社(Pfizer Inc.)
- 販売名
- バイアグラ錠 25mg (一回量:1錠または2錠)
バイアグラ錠 50mg (一回量:1錠)
バイアグラ錠 100mg(一回量:1錠又は半錠)
- 服用回数
- 1日1回
- 商品名
- シアリス(Cialis)
- 主成分
- タダラフィル(Tadalafil)
- 剤形
- 黄黄土色系の錠剤、ヨコ約12.3mm、タテ約7.6mm厚さ約5.0mm
- 開発製薬会社
- イーライリリー社(Eli Lilly and Company)
- 販売名
- シアリス錠 5mg (一回量:1錠または2錠)
シアリス錠 10mg (一回量:1錠)
シアリス錠 20mg(一回量:1錠又は半錠) - 服用回数
- 1日1回
効果効能
- バイアグラはネオパラディグラと同じ有効成分(クエン酸シルデナフィル)を含有したED治療薬(勃起不全治療薬)になります。
- シアリスはネオパラディグラと同じ有効成分(タダラフィル)を含有した先発品ED治療薬(勃起不全治療薬)になります。
- バイアグラ及びシアリスの効能は陰茎海綿体平滑筋を弛緩させ、海綿体洞への血液量を増加させることによって、陰茎のぼっ起をうながします。
処方対象
下記の症状の方が主に対象となります。
- 自力で十分な勃起を得られず、行為を満足におこなえない方。
- 医師により、ED(勃起不全)と診断され治療にバイアグラの処方が必要な方。
使用方法
- 成人男性は1日1回性行為の約1時間前に服用します。
- 1度服用した場合、次の服用は24時間以上あけてください。またシルデナフィル100mg以上、タダラフィル20mg以上を一度に服用することはできません(強い副作用を伴います)
服用上の注意
- バイアグラ及びシアリスには、性行為感染症を防ぐ効果はありません。
- 服用に対して自己判断して使用を中止したり量を加減したりすると本来の効果が得られないことがあります。医師の指示どおりに飲むことが重要です
- 食事とともに服用すると、効果に影響を与えることがあります。(血流が乱れ、陰茎部への十分な血液が流れづらくなります)
- 誤って多く服用した場合は医師または薬剤師に相談してください。(行為を行わず速やかに医療機関の診断を受けてください)
服用できない方
- 過去にバイアグラ錠及びシアリス錠に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある方
- ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどの硝酸剤等を使用している方
- 心臓に障害があるなど行為が負担となる方。
- 肝臓疾患のある方。
- 低血圧、高血圧ともに血圧に問題のある方。
- 最近 6 ヵ月以内に脳梗塞、脳出血、心筋梗塞をおこしたことがある方
- 塩酸アミオダロン(抗不整脈剤)を使用中の方。
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアト)を使用している方
バイアグラの歴史
バイアグラの発見は偶然生まれたものでした。
1992年、バイアグラの元となる薬は、イギリスにあるファイザー社で開発されていました。
この薬は、元来心臓病の一種、狭心症の治療のために日々研究が行われていました。
狭心症とは心臓に酸素を送っている冠状動脈が動脈硬化や攣縮などにより狭くなり、血液が充分に送れなくなることから激しい胸痛などの症状を伴い、重度の場合は命にかかわることもある病気です。
この開発中の薬の成分は現在のバイアグラの主成分である、クエン酸シルデナフィルでした。
この成分、心臓の血液量を増やす作用があり、狭心症に効果があると期待されていました。
何回も臨床試験が行われていたのですが、この薬、狭心症に期待されていた効果は確認されないままでした。
そんな中ではあるものの、臨床試験の男性の被験者が、この薬を欲しがっているという奇妙なことが起こりました。
なぜ、期待された効果がない薬を男性の被験者が欲しがったのか・・・。
実はこの薬がペニスの勃起に効果があることを男性被験者達は気づいていたのです。
このことを知ったファイザー社の研究者たちは、この薬を狭心症のためではなく、ED(勃起不全)の治療薬として研究を進めていくことにしました。
そして1993年から4年間もの間、バイアグラは勃起不全の治療薬として開発が続けられました。
1998年3月27日 アメリカFDAからED治療薬として認可され、世界中のED(勃起不全)の男性の悩みを解決する初めての医薬品として使用されるようになったのです。
シアリスの歴史
2003年にアメリカイーライリリー社より販売を開始。
2005年9月に日本で厚生労働省へ承認申請が行わる。
2007年~ 日本イーライリリー社より販売。
2009年7月発売は日本新薬へ移管。以降イーライリリーが製造販売、日本新薬が発売。